(INTRODUCTION) デンマーク人のレストランオーナー・シェフのフレドリック・ビル・ブラーエ (Frederik Bille Brahe) が手掛けたコペンハーゲン国立美術館 (Statens Museum for Kunst) に併設の新しいカフェ、カフェテリア (Kafeteria) のロゴ・デザインおよびカスタム・タイプフェイスの制作をさせていただきました。
(MY ROLE)
ブランディング
ロゴ・デザイン
タイプフェイス
(CREDITS)
Client: Frederik Bille Brahe via NR2154
Agency: NR2154
Creative Director: Jacob Wildschiodtz
Design Director: Elina Asanti
Art Director: Ayaka B. Ito
Designer: Stefanie Brückler
Restaurant photography courtesy of Kafeteria.
Portfolio photography by Ayaka B. Ito.
カフェテリアでのメニューとダイニング・エクスペリエンスは日本のミニマリズムにデンマークの現代的な感性が融合されています。国立美術館内にあるこのカフェの内装はベトナム系デンマーク人のヤン・ヴォー (Danh Vo) がデザインされました。ディネーセン社のフローリング、イサム・ノグチの照明、ポール・M・ヴォルター (Poul M. Volther)、ナナ・ディッツエル (Nana Ditzel)、エンツォ・マリ (Enzo Mari) の家具が並ぶ店内には大理石の彫刻と、高いアーチ状の天井が印象的な空間となっています。
それらをヒントにカフェのロゴマークはジオメトリックで少々控えめに、そして親しみ易さを表現できる小文字のサンセリフ体のデザインにさせていただきました。また、ロゴマークをもとにその他プロモーションや販促資料等の印刷物に使用するためのカスタムのタイプフェイスも併せて制作いたしました。
お客様との全てのタッチポイントにカスタム・タイプフェイスを使用することにより、シェフのフレドリック・ビル・ブラーエおよびヤコブ・ケア (Jakob Kjær) のシンプルでオーガニック食材を使った日本やデンマークのレシピへの拘りを強調させた、結束力の強いブランドとして表現することが可能となりました。制作はヤコブ・ウィルシオッツさん、エリナ・アサンティさんとステファニー・ブリュックラーさんと共に行いました。
(MARK) ミニマリズムがクラシシズムと更にモダニズムに出逢う。ロゴマークをカフェテリアのお盆、お皿、ボールと仕切りを組み合わせてデザインしました。
(TYPEFACE) タイプフェイスのKafeteria Sans内の字体は伝統的な古代ローマ大文字体からヒントを得ており、幾何学的構造に収まるようにデザインされています。各文字の太さは一律で英語およびデンマーク語の両方に対応可能です。